システム開発における著作権の注意点【現役エンジニアが解説】
今回は、システム開発における著作権の注意点について、現場の視点で簡単に解説していきます。
著作権は基本的には開発者にある
ソースコードの著作権は発注者にあると思われるかもしれません。
しかし、この著作権は基本的には開発者側に帰属する権利となります。
発注者側が支払っているものは著作権ではなく、著作利用権と言えます。
OSSを使う際には注意
多くのシステムでは何らかのOSSを使っていると思います。
OSSとはオープンソースソフトウェアの略で、これにはライセンスがあります。
ライセンスの内容をきちんと確認し、著作権表示やコピーレフトに注意しましょう。
フォントも注意
Windowsに関して言えば、標準フォントファイルはOS外では利用してはいけないとされています。
文書への埋め込みは良いとされていますが、その他の目的で抜き取る際はきちんと確認しましょう。
筆者の職場では、使用して良いか迷った際は、Windowsの標準フォントを使わずに、別のフォントを使うようにしています。