【初心者必見】WordPressにプログラミングは必要?【始め方を解説】
これからWordPressを始めてみたい方に。
この記事を読まれている方は、
- WordPressにプログラミングは必要か?使う場面があるのか?
- プログラミング学習の一環としてWordPressを始めてみたい
おそらくこのように考えている方が多いと思います。
この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。
この記事では、現役のエンジニアが、WordPressの概要から始め方まで解説しています。
WordPressにプログラミングは必要か?
結論から言うと、WordPressを使う上でプログラミングのスキルは必須ではありません。
ただし、あった方がよりWordPressを使いこなすことができますし、
自分で機能追加などのカスタマイズを行う場合には必要になってきます。
理由は一つで、WordPressはいくつかのプログラミング言語やマークアップ言語で作られているからです。
WordPressで使われている言語
WordPressで使われている言語は以下のとおりです。
- PHP・・・サーバー側プログラミング言語
- JavaScript・・・クライアント側プログラミング言語
- HTML・・・マークアップ言語
- CSS・・・マークアップ言語
マークアップ言語とは画面や装飾のための言語で、ここではHTMLやCSSのことです。
こちらはプログラミング言語には分類されず、ただひたすら覚えるだけの言語です。
重要なのは上2つのPHPやJavaScriptです。
PHPはサーバー側のプログラミング言語であり、データの取得や保存などの基本的なシステムのロジックやプラグインなどの便利な機能などを実装するのに使われています。
JavaScriptはクライアント側のプログラミング言語で、ブラウザ上のページに動きを持たせたり、動的な通信処理を行うために使われています。
したがって、見た目の動きをデフォルトから変えたければJavaScriptを、
WordPressの機能的な内部の動きを変えたければPHPを使って、手を加える必要があります。
もし用意されたものだけでなんとかできるのであれば、これらの知識は一切不要です。
別にカスタマイズしようとは考えてないけど、
学習の一環としてWordPressを使ってみたいと思われている方にとっては、
WordPressの動きやソースを調べたりすることで、
プログラミングの良い勉強材料になるのではないかと思います。
WordPressを始めてみよう
それでは、WordPressを実際に始めてみましょう。
本記事ではプログラミング初心者向けにローカル環境にWordPressをインストールする方法を解説します。
WordPressを動かすためにはPHPが動く環境が必要になるので、
まだローカル環境にPHP環境を構築されていない方は以下の記事を参考に構築してみて下さい。
【初心者必見】プログラミングの始め方【PHP環境構築】
「プログラミングをこれから始めようと思うけどやり方がわからない。プログラミングを始めるための環境構築の仕方を知りたい。」←このように考えている方向けに、現役エンジニアがわかりやすくPHP環境構築の仕方を解説しています。
①WordPressファイルの設置
まずはWordPress日本公式サイトより、最新版のWordPressをダウンロードしてきましょう。
ダウンロードすると、zipファイルの状態になっていると思います。
これを右クリックで「すべて展開」を選び、解凍しましょう。
解凍すると、wordpressというフォルダに上のような中身が入っていると思いますので、
これをXAMPPの公開フォルダ(通常はc:\xampp\htdocs)の下に移動させましょう。
今回はwordpressディレクトリを作り、この中に配置しました。
この場合、wordpressにアクセスするときは、http://localhost/wordpress/になります。
②データベースの作成
次に、WordPressを始める前に、WordPress用のデータベースを作成しないといけないため、データベースのソフトであるMySQLを起動してください。
MySQLを起動するためには、まずXAMPPのコントロールパネル(c:\xampp\xampp-control.exe)を立ち上げます。
ApacheとMySQLの両方をStartさせるようにしてください。
MySQLを初めて起動しようとするとこのような表示が出るので、そのままアクセス許可をしてください。
チェックはプライベートネットワークだけでOKです。
問題なく起動できれば、MySQLにPID(プロセスID)とPort(ポート)が割り当てられます。
起動後、ブラウザを開き、http://localhost/にアクセスします。
するとXAMPPのトップページが表示されるので、右上のphpMyAdminを選択します。
phpMyAdminを開くと、左側のメニューにはMySQLに作られているデータベースの一覧が表示されます。
今回はWordPress用のデータベースを新しく作るため、新規作成を選択し、
「データベースを作成する」の文言の下の入力欄に任意のデータベース名を入れ、
右側のプルダウンは「utf8_general_ci」を選び、作成を押します。
上の例ではデータベース名を「wp01」としています。
WordPress用のデータベースを作ったら、今度はそのデータベースを選択して、
右側上部のメニューの特権タブを選びます。
開いたページの下にある「新規作成->ユーザーアカウントを追加する」を選んでください。
ここでWordPress用のユーザーを作成します。
ユーザー名とパスワードを入力し、「データベースxxxxへの全ての特権を与える」にチェックを入れ、
一番下までスクロールし、右下の実行ボタンを押します。
正常にユーザーが作られれば、上のようなメッセージが表示されます。
データベースの設定は以上で終了です。
③いよいよWordPressをインストール
WordPressに必要なファイルの設置と、データベースの設定が終わりましたので、
いよいよWordPressをインストールしましょう。
WordPressファイルを設置したディレクトリにアクセスします。
例えば、公開フォルダ(c:\xampp\htdocs)のwordpressフォルダの中に配置したのであれば、「http://localhost/wordpress/」にアクセスします。
このような画面が表示されたら、「さあ、始めましょう!」を選択します。
この画面ではデータベースに関する情報を入力します。
先程作ったデータベースの名前とデータベースのユーザーアカウントの情報を入力し、「送信」を押して下さい。
データベースのホスト名や接頭辞に関しては、今回特に変更の必要はありません。
問題ないようであれば、「インストール実行」を押します。
サイトに関する情報を入力し、「WordPressをインストール」を押して下さい。
無事インストールが完了するとこのような画面が表示されます。
動作を確認するため、「ログイン」を押しましょう。
先程作成したWordPressのアカウント情報を入力し、ログインします。
ログインが通れば、ダッシュボード画面(管理画面)にページが遷移します。
この画面からWordPressの設定や記事の投稿、固定ページの作成、テーマの編集などが行えます。
以上でWordPressの始め方の解説は終わりです。
これで今日からWordPressを使って情報を発信したり、
HTMLやCSS、プログラミングのトレーニングが行えます。
プログラミングの習得には時間がかかりますが、WordPressを使って楽しみながら、学習していきましょう。