【現役面接官が解説】プログラミングスクールと転職エージェントのどっちが良いか
プログラミングスクールと転職エージェントのどっちが良いかを知りたい方に。
この記事を読まれている方は、
- プログラミングスクールと転職エージェントのどっちが良いかを知りたい
- 未経験からエンジニアへ転職する際のポイントを知りたい
- 転職に強いプログラミングスクールを知りたい
おそらくこのように考えている方が多いと思います。
この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。
この記事では、現役のエンジニア兼面接官が、プログラミングスクールと転職エージェントそれぞれの概要と未経験からエンジニアへ転職する際のポイントを解説しつつ、転職におすすめのスクールを3つ紹介しています。
プログラミングスクールと転職エージェント
まず、プログラミングスクールと転職エージェントについて解説していきます。
転職におけるプログラミングスクール
私は現役のエンジニアであるとともに、自分の所属する企業で面接官もしておりますが、結論から言うとプログラミングスクール卒業者の方は優遇します。
主な理由は、教育コストがかからず即戦力になるから、です。もちろん即戦力になるかは学習してきた内容によって多少の差はありますが、プログラミングスクールでプログラミングの基礎ができてさえいれば、基本的には大体のことをこなすことができるものなので、大歓迎です。
ただし、これは未経験者採用の場合に限った話で、経験者採用であれば、プログラミングスクールや専門学校を卒業しているかどうかよりも、業務経歴(開発経験)を重視して採用活動をしています。
転職エージェント
企業、特に中小企業においては、転職エージェントを利用するのは少し躊躇ってしまうものです。
というのも、転職エージェントを利用する場合は、転職する人の年収の30%程度を報酬として転職エージェントに支払わないといけないからです。
そのため、転職エージェントを利用してまで欲しい人材というのは、比較的ハイレベルな方が多く、中小企業においては未経験者採用の場ではほとんど使うことはありません。
大手企業の場合は人材に投資できる資金力に余裕がありますので、未経験者の採用にも転職エージェントを使って募集しているところもあります。
プログラミングスクールと転職エージェントのどっちが良いか
もし読者の方が、プログラミングの業務経験がなく、特に他者と差別化できる経歴もお持ちでないなら、プログラミングスクールを選ぶことをおすすめします。
詳しくは後述しますが、転職保証コースのあるプログラミングスクールであれば、転職に失敗した場合でも全額返金されますし、基本的にマイナスになることはありません。
一方で、プログラミングの業務経験がある方で業務経歴が1年以上ある方であれば、転職エージェントの方が良いと思います。そもそもプログラミングスクールはプログラミングを学習できる場で、原則未経験者向けの機関だからです。
したがって、未経験からエンジニアへ転職する場合には、転職保証付きのプログラミングスクールに行くことが最も確実な方法だと思います。
未経験からエンジニアへ転職する際のポイント
次に、未経験からエンジニアへ転職する際のポイントを3つまとめてみました。
プログラミングスキルを身につけること
IT業界では今人手不足感が続いており、求職者の数より求人案件の数の方が多い状況となっています。
しかし、未経験者枠となると話が変わります。
未経験者は雇ってもすぐには仕事をさせることができず、元を取り返すのに3年程度かかることから、ある程度資金力に余裕のある会社でしか募集ができないためです。
どこのIT企業も人手不足のため、未経験者を育ててでも仕事を引き受けたいと考えているところが多いため、現在は未経験者の募集も多くなってきてはいますが、それでもプログラミングスキルがあることや多少の実務経験がある人材を企業は求めています。
もしプログラミングの経験がないのであれば、プログラミングスクールや独学で多少なりともスキルを身につけておくことを推奨します。
私の所属する企業でも「本当の未経験者」は雇っても能力を発揮してもらえない方が多く、解雇しているケースが多いというのが実態です。
未経験者可の案件を狙うこと
当たり前ですが、プログラミングスキルを身につけたところで、実務経験がない限りは転職市場ではあくまで未経験者としての扱いになります。
そこで無理をして経験者の顔をして転職市場に参加するのはちょっと無理がありますので、やめましょう(笑)
プログラミングスクールでオリジナルサービスを開発していたりする場合には受け入れてもらえる場合もあります。
が、基本的には未経験者可の案件を中心に探すようにしましょう。
プログラミングスクールのコネクションを活用すること
プログラミングスクールは、その性質から、多くのIT企業とのコネクションを持っています。すなわち、プログラミングスクールには求人案件がたくさん入って来るということになります。
つまり、プログラミングスクールに通えば、そのコネクションを活用して、紹介企業に就職できる可能性がとても高くなるというわけです。
実際にこのことを売りにしているスクールは多く、それゆえに転職保証コースを開催しているスクールもあります。
スクール側はどのような人材を各企業が欲しているかを熟知しているため、それにこたえられるような人材を日ごろ養成しています。
したがって、スクールに通って、しっかり学習を進めて行けばほぼ確実に就職することができるでしょう。
転職におすすめのプログラミングスクール3選
最後に、転職におすすめのプログラミングスクールを3つ紹介しています。
GEEK JOB
GEEK JOBは無料で転職向けコースを開催しています。
受講期間は3ヶ月となっていますが、例えば、大学時代にプログラミングのさわりだけ学んでいる、というような方はもう少し短縮することも可能だそうです。
言語はWeb系の言語ですが、メジャーな言語3種類のいずれかでWebプログラミングを学べる内容となっています。この3つの言語は求人案件も多く、転職活動にプラスに働きます。
GEEK JOBは価格が0円な点が最大のメリットとなりますが、それと引き換えに、GEEK JOBが紹介する(優良)企業への就職が条件となります。
もし就職したい企業が決まっていたり、自由度を高めたいという方であれば、GEEK JOBは難しくなってきます。
ただ、就職先にはもちろん大手も含まれますので、機会を活かしたいという方はGEEK JOBで挑戦することも良い選択肢だと思います。
以下はスクールの詳細です。
言語 | PHP/Java/Ruby |
---|---|
期間 | 平日60日間(=3ヶ月) |
料金 | 0円 |
場所 | 四ツ谷/九段下 |
内容 | PCやネットワークの基礎知識からプログラミング、データベース、オブジェクト指向などを学び、最後にオリジナルサイトを作成するカリキュラム |
就職 | GEEK JOBが紹介する優良企業に就職 |
条件 | 20代限定 |
TECH::EXPERT
TECH::EXPERTは未経験向けにプロフェッショナルのエンジニアになれるコースを開催しています。
中でも、転職できなければ全額返金をしてくれたり、世帯年収300万円以下の方向けに受講料後払い制度が用意されているというのは、とても心強いです。転職サポートが手厚いことの裏付けとして、2019年1月末時点の転職成功率は98.5%となっています。
また、転職できない場合の返金制度とは別に、学習後14日以内に満足できなかった場合の全額返金制度もありますので、入口から出口まで安心して学習することができます。
ここでの学習内容は主にRuby on Railsを使ったWebサービスの開発とネットワーク・サーバーなどのインフラの構築、運用などです。
以下はTECH::EXPERTの転職コースの詳細です。
言語 | Ruby/JavaScript/HTML/CSS |
---|---|
期間 | 最短10週間~ |
価格 | 一括の場合は598,000円~ ※全額返金制度あり |
場所 | 渋谷/大阪/名古屋/福岡 |
内容 | Webアプリ開発、ネットワーク・サーバー構築 |
就職 | 手厚い転職サポートと転職できなかった場合の全額返金制度があり、非常に心強いです。 |
条件 | 特になし |
TechAcademy
TechAcademyでは、Javaプログラミングを学習でき、なおかつ、転職できなかった場合に料金を全額返金してもらえる、エンジニア転職保証コースが用意されています。
Javaは非常に求人案件数の多い言語で転職市場では引く手数多のため、現時点や近未来では完全な売り手市場になりますので、エンジニアとしてのキャリアを築いていきたい方には心強い言語です。
TechAcademyの最大のメリットは、オンラインで完結するということです。すなわち、教室に行けないような方、あるいは毎日通いたくない方でも、パソコンさえあればどこでも学ぶことができるというわけです。
地方の方や移動の時間が取れない方にはおすすめのスクールです。
以下はTechAcademyのエンジニア転職保証コースの詳細です。
言語 | Java |
---|---|
期間 | 3ヶ月 |
場所 | オンラインのみ |
料金 | 3ヶ月298,000円 |
内容 | Javaプログラミングの基礎を学習しWebアプリケーションを開発します。週2回の1回30分のビデオチャットで講師のサポートを受けられ、チャットサポートは常時(後半は24時間以内)受けることができます。また、Webアプリケーションの拡張機能を自分で提案して開発し、開発者としてのスキルを磨いていきます。 |
就職 | エンジニア転職保証コースでは就職できなかった場合に全額返還制度があり、とても心強いです。 |
条件 | 30歳以下で東京での勤務が可能な方限定 |
転職におすすめのプログラミングスクールまとめ
- GEEK JOB
- TECH::EXPERT
- TechAcademy
いずれも転職サポートが手厚いスクールとなりますが、料金や場所、学習内容などの各要素を総合的に判断し、ぜひ自分に合ったプログラミングスクールを検討してみて下さい。