プログラミングの効率を上げるための音楽の賢い使い方【現役エンジニアが解説】

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プログラミングの効率を上げるための音楽の使い方で悩んでいる方に。

この記事を読まれている方は、

  • 音楽を聴きながらプログラミングできるか知りたい
  • 音楽の効率的な使い方を知りたい
  • どのようなジャンルの音楽が良いか知りたい

おそらくこのように考えている方が多いと思います。

この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。

この記事では、現役のエンジニアが、プログラミングの効率アップのための音楽の使い方について解説します。

音楽を聴きながらプログラミングすることは効率を下げる

音楽を聴きながらプログラミングすることは効率を下げる

冒頭でいきなり夢を壊してしまうようで申し訳ないのですが、音楽を聴きながら作業をすると、作業効率が下がることがわかっています。
これは2010年にウェールズ大学が行った研究によって、実証されています。

この研究では、被験者を以下の3つのグループに分けています。

  • 自分の好きな曲を聴きながら認知テストを解く
  • 自分の嫌いな曲を聴きながら認知テストを解く
  • 何も音楽を聴かずに認知テストを解く

すると、何も音楽を聴かないグループ以外は成績が50%も下がってしまうという結果になってしまったのです。
自分の好きな曲を流しても、作業効率が下がってしまうというのはとても意外ですよね。

つまり、音楽を聴きながら、作業(とりわけ今回の場合はプログラミング)をすると、そうでないときと比べると、パフォーマンスはほぼ確実に落ちるということになります。

ちなみに2007年にグラスゴー・カレドニア大学が行った研究でも、被験者を①テンポの速い曲と②テンポの遅い曲、③環境音、④無音のグループに分け、実験を行っていますが、こちらでもやはり④の無音の被験者が最も成績がよく、他の被験者の成績は相対的に下がってしまったそうです。

人間は思ったよりマルチタスクでできない生き物であるということがわかりました。

周りの人を見ても、音楽を聴きながら作業している方はとても多いと思いますが、読者のみなさんは別の方法で集中力や効率を上げることを考えることにしましょう。

プログラミングの効率を上げるための正しい音楽の使い方

プログラミングの効率を上げるための正しい音楽の使い方

ウェールズ大学の研究によって、残念ながら音楽を聴きながらプログラミングを行うとパフォーマンスが50%程度落ちることがわかりました。

しかし、音楽は時に人をその気にさせてくれることも多く、「本当に効率アップに何も寄与しないのか」と、そのような疑問を持つ人も多いかと思います。

実は、ウェールズ大学の研究者は、これに対し一つの解答を示しています。

それは、作業を始める前に音楽を聴けば効率が上がる、ということだそうです。

そのため、プログラミングを始める前に、自分のお気に入りの曲を聞いて、脳内にドーパミンを分泌させることによって、集中力を高め、効率を上げることが可能だということです。

重要なのは、作業の前、ということで、これだけは間違えてはいけません。
作業中に聞いてしまうと効率が最大50%下がってしまいますので、注意です。

したがって、集中力が切れるタイミングで短い休憩を挟み、そのタイミングで音楽を聴くことで、集中力を持続的に維持させることが最も効果的な音楽の使い方だと思われます。

自社開発などの職場ですと、プログラミング中に音楽を聴いても良いとしている職場も比較的多いので、規則の許す限り集中力を上げるために音楽をどんどん活用していきましょう。
私の勤める会社でも音楽を聴くことが許されていて、聴いてる人が何人かいます。ただし、皆さんは聴きながら作業は効率を下げるのでやめましょう(笑)

もちろん集中力は何も音楽だけでなく、周りの騒音や温度・湿度などといった環境なども関係してくるので、一概にこれだけで集中力が上がるとは言い切れませんが、少なくとも今、音楽を聴きながら作業している人は、作業する前に音楽を聴くという方法に変更した方が良いことだけは確かだと思います。

やる気を上げるジャンルは激しめの曲

やる気を上げるジャンルは激しめの曲

先程とは別の研究になりますが、クイーンズランド大学の研究では、ヘビメタやハードコアのような激しめの音楽を聴くことで、やる気がアップすることが実証されたそうです。
また、ヘビメタなどの曲は、ストレスやイライラなどもあわせて軽減する効果があることもわかったそうです。

プログラミングにおいては、新しい言語を覚えたり、プログラムを書く気力がなかなか沸かないときに、プログラミングをする前に激しめの曲を聴くことで、気分を変え、やる気をアップさせてから、着手すると、感情をコントロールでき、集中力を維持することが可能になってきます。

ちなみに、ヘビメタに限らず、自分の感情に合った曲を流すことで、感情をコントロールできることもわかっているそうです。
そのため、イライラしているときには怒りがテーマの曲を、悲しい気分のときには悲しみや別れがテーマの曲を聴くことで、自分自身の感情と向き合い、その感情を脱することができるそうです。

よくわからない場合、とりあえずやる気をアップさせたい場合は、ヘビメタ系の曲を聴くと良いと思います。

オススメの音楽サイト

オススメの音楽サイト

プログラミングなどの作業においては、作業前に音楽を聞けば、効率が上がるということがわかりました。

しかし、自分の手元にはあまり聴きたい曲がない場合や新しい曲を見つけたい場合も多いと思います。
そんな方にオススメなのが、Spotifyという音楽サイトです。

こちらのサイトでは、無料で4000万曲以上の曲が配信されていて、いつでも自由に聴くことができます。

Spotifyは日本ではまだあまり認知度が低く馴染みがない方も多い気がしますが、世界的には利用者数は非常に多く、プレイリストの数はなんと20億以上もあります。

私の海外の友達もみなSpotifyを知っていて、YouTubeで聴くときもあるものの、Spotifyを日常的に使っています。

「4000万曲以上の曲があるにもかかわらず、無料で使えるのはちょっと怪しい」と思われるかもしれませんが、Spotifyでは広告収入から各アーティストに対し印税を支払っているため、問題になることはありません。逆にYouTubeの方が違法でアップロードされているものが多く危険です。

ちなみにSpotifyは有料プランに入ると、オフラインでも再生ができるようになり、オンラインで再生する際にも広告表示がなくなります。
また、音質も高音質に設定を変えることができるため、そういう点にこだわる方は有料プランも検討に入れると良いと思います。

普通に使う分には、基本的には無料プランで良いと思います。

まとめ:賢い音楽の使い方

最後に、賢い音楽の使い方をまとめておきます。

  • 音楽は作業の前に聞く
  • 激し目の曲を聴いてやる気をアップ
  • 音楽サイトにはSpotifyがオススメ

ぜひ音楽を正しく、賢く使って、作業効率を上げていきましょう。

参考文献
Gianna Cassidy, et al.”The effect of background music and background noise on the task performance of introverts and extraverts” 2007
Nick Perham, et al. “Can preference for background music mediate the irrelevant sound effect?” 2010