プログラマーとして仕事をするためのレベルアップの方法【現役エンジニアが解説】
プログラマーとして仕事をするためのレベルアップの方法を知りたい方に。
この記事を読まれている方は、
- プログラマーとして仕事をするうえで必要なものを知りたい
- プログラマーとしてあれば尚良いものを知りたい
- プログラマーとして仕事をするためのレベルアップの方法を知りたい
おそらくこのように考えている方が多いと思います。
この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。
この記事では、現役のエンジニアが、プログラマーとして仕事をするうえで必要なものとあれば尚良いものを解説しつつ、レベルアップの方法を紹介しています。
プログラマーとして仕事をするうえで必要なもの
まず、プログラマーとして仕事をするために必要なものを解説します。
プログラミング言語を知っていること
これは当然のことですが、プログラマーとして仕事をするのであれば、何らかのプログラミング言語を一つでも知っていることが求められます。
もちろん開発現場で使われる言語を当初は知らなくても問題がない場合もありますが、そういう方でも最低限一つの言語は知っておかないと、プログラミングの書き方もわからないでしょうから、仕事になりません。
ところで、「最低限一つ」と言っているのは、基本的にプログラミングはどの言語でもたいして差がなく、いっぱい知っていればお得か?というとそういうわけでもないからです。
もちろん言語ごとに処理速度の違いや書きやすさの違いは多少ありますが、アルゴリズムやデータ構造といったプログラミングの基礎はほぼ変わらないのです。
もしプログラマーとして仕事をしたいのであれば、必ず何らかのプログラミング言語を一つは学習してから参加するようにしましょう。
プログラミング的思考力が身についていること
前述の「プログラミング言語を知っていること」と同じではないかと思われるかもしれませんが、プログラミング的思考力は言語を知っていることと必ずしも同じではありません。
例えば、英語という言語を知っているからといって英語圏の人の物の考え方や英語を使った仕事ができるというわけではないですよね。
プログラミング言語というのも同じで、それ自体はあくまでプログラムを作るための道具であって、人間が目的を持ってそれらを活用するだけに過ぎません。
そのため、「○○を作りたいから△△という機能を実装する必要がある」とか「△△という機能を実装するためには□□の処理を入れなければいけない」などといった論理的思考力も含めたプログラミング的思考力が別に必要になってきます。
これは、一つの期待する動きを持ったプログラムを作るために、どのような機能や処理が必要なのかを考えられる力とも言えます。
ただ単にプログラミング言語を知っているというだけでなく、プログラマーとして仕事をするためには、このような思考力も養っていく必要があるというわけです。
検索・質問スキルなどの問題解決能力があること
プログラマーとして仕事をしていけば、様々な問題に直面することが多々あることでしょう。
例えば、想定外のエラーの発生や実装の仕方自体が思い浮かばないなど、自分の力だけではどうにもならないケースというのが必ず出てきます。
そんなときは、ネット上で検索してヒントとなる情報を見つけ出したり、同僚や上司に質問をして教えてもらったりする必要がありますよね。
このときに検索スキルや質問スキルのレベルが低いと、上手く情報を聞き出せず、問題が解決できない場合や解決が長引く可能性があります。
検索に関しては複数のキーワードで検索して、質問に関しても問題の経緯を正しく共有すれば大体は解決には向かいますが、そのやり方が下手だと、情報を引き出せず、質問の場合にはさらに人間関係が悪化する原因にもなったりします。
問題を解決する能力はプログラマーとしてだけでなく、社会人としても身につけておいた方が良い能力ですので、ぜひ意識的に習得していきましょう。
プログラマーとしてあれば尚良いもの
続いて、プログラマーとして仕事をするうえで、あったら尚良いものを解説します。
各工程の経験
開発における工程とは簡単に分けると「設計」と「製造」、「検証」の3つです。これに加えて、「要件定義」や「導入作業」、「マニュアル作成」など細かな工程も入る場合が多いです。
プログラマーというと、主にこの中の「製造」を担当することになるのですが、できれば「設計」から携わって、「検証」まで責任を持って行った経験があると、開発の全貌が見えるので、仕事をするうえでは他のプログラマーとかなり差別化を図れます。
結局「製造」工程だけですと、指示されたとおりにプログラムのコードを書くという単純労働しかやらせてもらえないということになるので、将来的にAIや画期的な技術によって置き換わられてしまう可能性が高いです。
AIの時代になった今では、プログラマーとして仕事をしていくのであれば、「設計」、さらに「要件定義」といった上流工程の仕事もできるようになることを目指した方が良いです。
英語力
英語力は何も英語がペラペラである必要もないですし、難しい単語を知っている必要もありません。
コミュニケーション能力としての英語力ももちろん大事ではありますが、日本においては「プログラマー」がそのような英語力を要求されるケースはあまりないです。
ここでの英語力とは、「英語でのキーワード検索をすることができ、英語のマニュアルや文章を読み、問題を解決できる能力」のことです。
検索スキルなどの問題解決能力は、英語でも対応できた方が、対象範囲がグンと広がりますし、話題がマニアックになっていけばなっていくほど、これが重要になってきます。
最近はグーグル翻訳の質が上がってきてはいるものの、情報を正しく扱うためには、まだまだ自分で英文を扱えた方が、効率が良いです。
余力があれば、ぜひ英語力も磨いていくことをオススメします。
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想像力
プログラマーとしては、プログラミング的思考力があれば、目的のプログラムを作ることはできると思います。
しかし、要件定義や設計まで行う場合には、ユーザビリティの高いUIや機能の設計が求められることが多いです。また、新規のスクラッチ開発では、開発者として意見を出したり、提案したりすることが求められるケースもあるため、業務のフローを理解し、どうシステム化すれば良いか、想像できる力が必要になってきます。
想像力は、ただ頭を抱えて考えれば鍛えられる能力というわけでもないため、普段から色々なことに興味を持ち、疑問に対して考えをめぐらす癖をつけないといけません。
これは一朝一夕に身につく能力ではないので、場数を踏むこととそれぞれの場で最適なソリューションを考えることを常日頃の目標にしていきましょう。
プログラマーとして仕事をするためのレベルアップの方法
以上を踏まえて、最後にプログラマーとして仕事をするためのレベルアップの方法を紹介したいと思います。
あえて楽をしないでみる
プログラミングでよく言われることとして、「車輪の再発明はするな」という原則があります。
これは、「既にほかの人が作った同じプログラムがあるならそれを活用せよ」という意味になります。
しかし、プログラマーとしてのレベルの低い初心者のうちは、あえてこの原則を破り、車輪の再発明をしてみるというのも手です。
例えば、数学で微分・積分の公式だけを教わっても、大体の人は最初「?」状態ですよね。
自分なりにそこに数字を代入したり、グラフの絵にしてみたりすることで、初めてその内容を理解する人の方が圧倒的に多いはずです。
プログラミングもそれと同じで、他の人が作ったプログラムのソースを解析してみたり、あるいは最初から自分で考えてみたりすることで、かなり良いプログラミング学習になる場合があります。
自分でサービスを作ってみる
プログラミングのスキルを最も飛躍的に伸ばすことができるのが、「オリジナルサービスの開発」だと私は思っています。
「サービス」と言われてもあまりピンと来ない方もいると思いますが、一番イメージがつきやすいのが、例えばマッチングサイトなどのWebサービスです。
ただ、「オリジナルサービス」といっても、要は自分が一から考えて最後までプログラムを作り上げられればなんでも良いので、Webサービスでなくても、例えばExcelVBAのプログラムなんかでも大丈夫です。
何か一つでもサービスやシステムを作ったという成功体験があれば、プログラミングの「いろは」が完全にわかりますよね。
なかなか仕事以外の時間を使ってオリジナルサービスを開発することは難しいかもしれませんが、プログラマーとして仕事をしたいのであれば、ぜひ何らかの作品を持っておくと自信にもつながるので一石二鳥だと思います。
プログラミングスクールに通ってみる
以上ご説明してきた必要なスキルを独学だけで身につけようとすると、モチベーションの維持やオリジナルサービスの開発などの点で難しさが出てくると思います。
プログラミングスクールであれば、プロの現役エンジニアの講師が丁寧に個別指導をしてくれますし、オリジナルサービスの開発のサポートもしてもらえるので、独学よりはるかに実践的なプログラミングスキルを身につけることができます。
また、卒業後のプログラマーになるための就職・転職サポートも充実しているため、「独学ではモノになるか不安」と感じている方にはおすすめの選択肢です。
プログラミングスクールについては、別の記事で解説・紹介していますので、興味があればぜひ参考にしてみて下さい。
現役エンジニアがオススメするプログラミングスクール3選【無料体験あり】
「一からきちんと学べるオススメのプログラミングスクールを知りたい。プログラミングの効率的な学び方を知りたい」←こういった疑問に答えます。本記事内容:まずはどのプログラミング言語を選ぶべきか/現役エンジニアがオススメするプログラミングスクール3選/プログラミングスクールにプラスして行うべきこと