【Web系の転職向け】失敗しないポートフォリオの作り方【現役エンジニアが解説】
失敗しないポートフォリオの作り方を知りたい方に。
この記事を読まれている方は、
- 失敗しないポートフォリオの作り方を知りたい
- ポートフォリオを作る際の注意点を知りたい
- 未経験者がWeb系の転職でやるべきことを知りたい
おそらくこのように考えている方が多いと思います。
この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。
この記事では、現役のエンジニアが、失敗しないポートフォリオの作り方をまとめ、ポートフォリオを作る際の注意点と未経験者がWeb系の転職でやるべきことを解説しています。
失敗しないポートフォリオの作り方
まずは、失敗しないポートフォリオの作り方を解説していきます。
ここではWeb系の転職をターゲットに解説しています。
ポートフォリオで能力を証明する
ポートフォリオの目的は、主に一つに限られます。
それは、転職活動の際に、自分の能力を証明するということです。
ポートフォリオでは、この目的のために、今まで自分が開発してきた全ての作品を一つの資料にまとめていきます。
求人案件によっては、決められた様式で書くことを要求してくる企業もあると思いますが、基本的には自由なフォーマットで自分の作品を紹介していけば良いと思います。
ポートフォリオは履歴書や職務経歴書と一緒に送付しても良いですし、GoogleDriveのようなところに設置すれば、採用側としても楽だと思います。
いずれにしても、ポートフォリオにおいては、能力を証明できているかが最重要なポイントになりますので、この目的を踏み外さないようにしましょう。
作品それぞれに対して、解説を加える
ポートフォリオは、基本的には一つひとつの作品に対して、作品の概要と、自分の担当フェーズ、使用言語や使用スキルなどを記載していきましょう。
職務経歴書とポートフォリオはよく混同されますが、前者は仕事の経歴をまとめたものなのに対し、後者は今まで開発してきた作品集となります。
そのため、職務経歴だけではわからない、作品の詳細や成果物を確認したいときに、採用側が参考にする資料となります。
作品を説明する資料のため、作ったもののイメージとして写真や画面キャプチャなどがあると良いでしょう。
もちろん携わってきた案件によっては公開できないものもあると思いますので、作る際は載せても問題がないものかどうか注意が必要でしょう。
説明調ではなく箇条書きなどで淡々と書く
これはポートフォリオだけに言えることではありませんが、人に見せる資料はだらだらと説明調で書いたりせず、箇条書きなどで淡々と内容を書いていきましょう。
基本的に人間は長い文章が嫌いです。私も本や文章を読むときは段落の最初の文しか読まずに速読してしまうときがあります。
そのため、読み手が読みやすいように、短く淡々と書くことで、採用側に理解してもらえる確率が上がります。
システム開発では、文書作成時もそうですが、あまり長文を書くことは少ないので、留意しておくと良いと思います。
ポートフォリオを作る際の注意点
次に、ポートフォリオを作る際の注意点を解説していきます。
ユーザビリティの追求が大事
別に普段開発をする際は、ポートフォリオに載せるために作品を作るわけではないと思いますが、例えば、エンジニアの場合であれば、変にクリエティブに凝るよりかは、ユーザー目線で使いやすさを追求したインターフェースにする方が、採用側としての印象は良いでしょう。
そのため、見た目も重要になってきますので、CSSのライブラリやフレームワークも使うと良いでしょう。
デザイナーの場合も同様で、奇抜で斬新なデザインよりも一般的な使いやすさ、わかりやすさを追求したデザインの方が採用側のウケは良いことが多いです。(もちろん企業によりけりではありますが)
したがって、開発の際は、使い手の目線に立って考えるくせをつけることをおすすめします。
GitHubに上げ、成果物を公開
エンジニアの場合は、成果物はGitHubにアップロードしておくと良いでしょう。
これはソースコードのホスティングやバージョン管理の仕方がわかっているということを証明する目的もありますが、興味を持っていただいた際に内容を見てもらえるということと、ポートフォリオに載せた実績の裏付けをすることができるためです。
もちろんポートフォリオを作らないで「GitHubを見て下さい」と丸投げしてしまうのは少々雑ですし、採用側も時間がないことも多いので、GitHubで公開したとしても、かみ砕いた資料としてポートフォリオを作ることは必要になってきます。
ところで、実際に仕事としてかかわった案件によっては公開できないものも多いことでしょう。
ここでは「エンジニア未経験で転職される方が、自分のスキルを証明するために開発したものに関してはGitHubに上げることが望ましい」程度に解釈して頂ければと思います。
作品は基本的にはシンプルなもので良い
ポートフォリオに載せる作品は高度なものでなければならないと思われる方もいるかもしれませんが、未経験者の場合などでは、むしろシンプルな内容の方が評価に結びつく可能性が高いです。
その理由は、基本をおざなりにしては高度な仕事はできないからです。
逆に未経験者で高度な内容をポートフォリオに書かれていても、「この人は本当に理解できているのか?」とか「基本が抜けてはいないか?」と思われることの方が多いので注意が必要です。
まずは初心にかえって、良いものを作ろうとはせずに、エンジニアを目指される場合などでは、シンプルなWebサービスを作ることを目指してみましょう。
未経験者がWeb系の転職でやるべきこと
最後に、未経験者がWeb系の転職でやるべきことをまとめています。
メディアサイトを作ってみる
Web系の転職を目指している方におすすめなのは、メディアサイトを作り、それをポートフォリオに載せることです。
メディアサイトとは簡単に言うと、WordPress(ブログ)のようなサイトのことです。
メディアサイトは、こう見えても、プログラミングからデータベース操作、セッション管理やログイン制御、ユーザビリティやデザインなどのWeb系で最低限必要となる基礎的な機能が全て揃っているので、初めての課題にはうってつけですし、スキルの証明もしやすいのです。
逆に何らかのまともなシステムチックなものを初心者が作ろうとすると、工数もかかりますし、ハードルが高くなり挫折する可能性も高くなるので、あまりおすすめできません。
実際、メディアサイトでも難しいと感じる方も多いと思いますので、もし独学で厳しいと感じるようであれば、プログラミングスクールを利用することも検討されると良いと思います。
プログラミングスクールでは、現役のエンジニアがマンツーマンでプログラミング学習を支援してくれる他、Webのオリジナルサービスを開発する支援もしてくれますので、一石二鳥です。
詳しくは別の記事でまとめていますので、興味がありましたらぜひご覧になってください。
現役エンジニアがオススメするプログラミングスクール3選【無料体験あり】
「一からきちんと学べるオススメのプログラミングスクールを知りたい。プログラミングの効率的な学び方を知りたい」←こういった疑問に答えます。本記事内容:まずはどのプログラミング言語を選ぶべきか/現役エンジニアがオススメするプログラミングスクール3選/プログラミングスクールにプラスして行うべきこと
フレームワークを使って工数を削減
未経験者がまともなサイトやシステムを一つ開発するとなると、とても工数がかかります。
そのため、少しでも工数を減らすために、より便利な開発キットが備わっているフレームワーク(やライブラリ)を使うことをおすすめします。
例えば、プログラミング言語にPHPを選んだ場合はLaravel、RubyならRails、PythonにはDjangoというMVCフレームワークがそれぞれあるので、これらを利用すると良いでしょう。
これらはフルスタックのフレームワークとなっていますので、ルールに沿って作り、さらにライブラリを色々と使っていけば、高速で一つのサイトやシステムを開発することができます。
個人的には難易度や将来の案件のことを考慮すれば、PHP+Laravelの組み合わせで開発していくことが最も望ましいと思います。
もちろんフレームワークを使う前には言語そのものを知っておかないといけないので、必ず言語を勉強してから使うようにしましょう。
GitHubの使い方をマスターしておく
現在Web系のエンジニアで、GitHubを使ったことがない方はおそらくいないのではないかというくらい、GitHubは浸透していますので、ポートフォリオを作るぐらいの勢いでしたら、必ずGitHubにも触れ、使い方を覚えると良いと思います。
GitHubはソースコードをホスティングする目的以外にもバージョン管理ができるという利点がありますので、実際の開発現場でも多く使われています。
先程も述べましたが、未経験で作品を作ったら、そのソースコードをGitHubで公開することをおすすめします。
これにより、採用側に対し、ポートフォリオの信ぴょう性を高めることができますし、GitHubが使えるというスキルも同時にアピールすることができるからです。