【体験談】経理からITエンジニアへの転職はおすすめ【現役エンジニアが解説】
経理からITエンジニアへの転職がおすすめな理由を知りたい方に。
この記事を読まれている方は、
- 経理からITエンジニアへの転職がおすすめな理由を知りたい
- 実際に経理からITエンジニアへ転職した筆者の体験談を知りたい
- 経理からITエンジニアへ転職するための方法を知りたい
おそらくこのように考えている方が多いと思います。
この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。
この記事では、現役のエンジニアが、経理からITエンジニアへの転職がおすすめな理由と実際に転職した筆者の体験談を解説し、経理からITエンジニアへ転職するための方法をまとめています。
経理からITエンジニアへの転職がおすすめな理由
結論から言うと、経理からITエンジニアへの転職はおすすめです。
その理由を3つほど挙げ、解説していきたいと思います。
オフィスを使いこなせる
経理の仕事をしているなら、オフィスソフトを使わないことはまずありえないでしょう。
伝票入力や試算表の作成は会計ソフトで行っているところはあっても、簡単な帳簿や管理表はエクセルで作っているところは多いものです。
文書を作成する場合もエクセルで作ってしまうこともありますし、ワードを利用することも多いと思います。
エンジニアの仕事も、エクセルやワードを非常によく使うため、これらのオフィスソフトの経験はそのまま活かすことができます。
例えば、仕様書やマニュアルを作るのにもエクセルやワードをよく使います。
エクセルの図形のところに矢印や四角などを見かけると思いますが、あれもこういった仕様書で使うために用意されているものです。
VBAを使うことができる
経理の職場では、部署内に一人ぐらいエクセルのVBAプログラミングが得意な方がいることでしょう。
例えば、必要な情報を入力してボタンを押せば、自動で登録してくれたり、計算してくれたりといった動きをするエクセルのツールが社内にあったりしませんか?
そういったものはエクセルのVBAで作成されています。
これはエクセルの開発タブからソースを見ることができますので、人が作ったものを見て学習してみましょう。
VBAを使いこなせれば、プログラミングの基礎が学べるので、エンジニアになった際もそのままスキルを活かせます。
最近の開発はオブジェクト指向型言語が大多数のため、ExcelVBAでは少し古いですが、基本的なことは変わらないので、即戦力になることもできると思います。
計算や数字に慣れている
経理は数字を見慣れていますし、計算もしょっちゅうしていると思います。
コンピュータは電算機と呼ばれるぐらいですから、プログラムでも基本やっていることは全て計算です。
簡単に言えば、エンジニアはプログラミングの中でたくさんの計算式を使って目的の動きをするプログラムを開発しているので、計算や数字に嫌悪感がない方が好ましいです。
実際に数字を見るだけで拒絶反応が出るという方もおり、適性がなくエンジニアになれずに辞めてしまう方もいるぐらいですので、数字や計算に慣れているということはエンジニアに転職するにあたってとても大事なことなのです。
実際に経理からITエンジニアへ転職した筆者の体験談
次に、経理からITエンジニアへ転職することがおすすめできることの根拠として、実際に転職を果たした筆者の体験談に触れ、解説していきたいと思います。
VBAでの効率化が評価された
エクセルにはVBAというものがあり、このVBAプログラミングを駆使して業務の効率化を図ったりすることができるという話をしました。
筆者の場合も、経理の業務の効率化を図り、入力ファイルを自動で処理できるようにすることで、大幅に作業時間を削減しました。
この実績は当時所属していた会社からも評価されるとともに、転職時の応募企業からも評価され、結果的に内定を頂く結果となりました。
後で聞いた話ですが、完全な未経験者の採用は社内開発の要員では避けているようで、採用するとしてもSES事業の要員としての採用が限度のようです。
詳しい話は後でしますが、SESはおすすめしませんので、まともなエンジニアになるためにはこのようなプログラミングスキルの経験があると良いです。
給料が上がり専門性が付いた
エンジニアに転職したことによって、結果的には経理のときに比べて月収ベースで約20万円近く上がりました。
以前の仕事では残業代がつかなかったことや役職が付いていなかったということもありますが、エンジニアの場合、より専門性の高い仕事のため、労働単価が大きく上がったことが原因です。
IT業界は人手不足の業界のため、労働市場では供給が追いつかず需要過多の状態が続いているため、必然的に賃金も上がるのです。
もちろん新入社員時は他の業界と大差ありませんが、経験を積めば積むほど、思っているよりも多く給料を上げることができます。
稼ぎをとにかく増やしていきたい方はフリーランスエンジニアになるキャリアパスもありますので、年収アップ目的の転職ではエンジニアへの転職は最適だと言えます。
退屈さや忙しさがなくなった
経理の仕事はとにかく退屈でした。
もちろん人によって興味や関心は異なりますが、筆者の場合は人(会社)のお金の管理をすることに興味を持てませんでした。
しかし、プログラミングをしているときだけは楽しかったので、IT業界にエンジニアとして転職する運びとなりました。
エンジニアへの転職後は退屈さがなくなっただけでなく、経理によくある月末月初の残業からも解放されたのでストレスも減りました。
開発の仕事は経理よりも残業が多いイメージがあるかもしれませんが、筆者のように自社開発や受託開発の企業であれば、プロジェクトを自社で管理しているため、無理なく定時で帰れる会社も多いです。
経理からITエンジニアへ転職するための方法
ここまでで経理からITエンジニアへの転職は比較的しやすいことを解説してきました。
最後に、経理からITエンジニアへ転職するための方法や手順をまとめていきます。
①ExcelVBAなどプログラミング学習
筆者の経験からも、現在経理の職についているのであれば、業務でエクセルを使っていないところはないと思いますので、ExcelVBAを使って時間のかかっている作業を短縮し、効率化を図ると良いと思います。
もし他に得意な方がいて既に業務が最適化されている状態であれば、プライベートでプログラミングをやってみると良いと思います。
例えば、メディア系サイトの仕組みを作ってみるなどのWebサービスの開発がおすすめです。
具体的に作るものを決めることにより、実際の開発の流れに沿ったプログラミングスキルを身につけることができます。
②実際にスキルを活用し開発を経験
実践的なスキルを身につけるためにも、プログラミング学習は具体的に作るものを決めて、それに向かって進めていく方が良いです。
Webサービスの開発を行っていく場合は、あまり無謀な計画を立てずに、目標は簡単なものにすることをおすすめします。
例えば、メディア系サイトであれば、投稿と表示とログイン機能だけを付けてみるといったものです。
その後画像などのアップロード機能を付けたり検索機能を付けたりしたければ、徐々に拡張していくやり方が現実的でおすすめです。
もし一人での学習が難しいようであれば、現役エンジニアがWebサービスの開発の支援をしてくれるプログラミングスクールを利用されると良いと思います。
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③自社開発や受託開発の企業に転職
プログラミング学習や開発などを通じてスキルを身につけた後は、いよいよ転職活動です。
ここで筆者のおすすめは、自社開発や受託開発の企業に狙いを定めることです。
「未経験者大歓迎」というような求人案件を出しているところは、大体SES事業の要員募集なのですが、SESは客先に派遣されて底辺の仕事しかできないところがほとんどのため、キャリアアップができないケースが多いです。
そのうえ、自社でプロジェクト管理もしていませんから、残業も多くなりやすくなっています。
一方で自社開発や受託開発の企業では、自社で管理をしているゆえに、無理なスケジュールを組むこともありませんし、様々なプロジェクトの全工程の経験ができるので成長もしやすい環境下にあります。
自社開発企業や受託開発企業を探すことは難しいですし、SESと比べると数が少ないため、転職エージェントを利用してターゲット企業への転職の意思を伝えると良いと思います。
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