フリーランスエンジニアの平均年収と単価相場【現役エンジニアが解説】

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フリーランスエンジニアの平均年収と単価相場を知りたい方に。

この記事を読まれている方は、

  • フリーランスエンジニアの平均年収と単価相場を知りたい
  • フリーランスエンジニアの単価が高い理由を知りたい
  • エンジニアの単価を上げる方法を知りたい

おそらくこのように考えている方が多いと思います。

この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。

この記事では、現役のエンジニアが、フリーランスエンジニアの平均年収と単価相場を紹介し、単価が高い理由と単価を上げる方法をまとめています。

フリーランスエンジニアの平均年収と単価相場

フリーランスエンジニアの平均年収と単価相場

まず、フリーランスエンジニアの平均年収と単価相場を紹介します。

単価には大きな幅がある

まずは次の図をご覧ください。

フリーランスエンジニア単価図

こちらはレバテックなどを運営するレバレジーズ株式会社によって、2016年に調査報告されたフリーランスエンジニア向け業務委託案件の契約単価(1ヶ月単価)の図です。
出所:レバレジーズ株式会社『フリーランスエンジニア市場動向レポート』

ご覧のとおり、単価には20~80万円以上まで大きな幅があり、様々なレベルの技術者がいることがわかります。

しかし、20~39万円という会社員に最も多い金額帯は、フリーランスエンジニアの場合は非常に少ないことが読み取れると思います。

一方、80万円以上という、年収にすると1000万円近くに達する案件も、割合的にはかなり少ないことがわかると思います。

したがって、一般には、フリーランスエンジニアの多くは、40~79万円程度の単価で仕事を受けているということが言えると思います。

会社員と比べるとどうでしょうか。
だいぶ差があり、2倍、中には3倍の差にもなるという方もいると思います。
フリーランスエンジニアは会社員と比べるとかなり単価が高いのです。

業務委託案件の4割が60万円台

上の図から言えることは、最も多い金額帯が60~69万円ということです。

つまり、フリーランスエンジニアの業務委託案件の4割が60万円台と言えるということです。

「そんなもらえるの?」と思った方もいると思いますが、基本的には実務経験が3年以上であれば、このぐらいの単価が妥当と思われます。

開発はチームプレイなので、技術はあってもフレームワーク経験やチーム開発の経験がないというエンジニアの場合には、40~50万円程度となってしまう可能性があります。

また、上流工程をこなせるような人材であれば、逆に70万円台などもっと上を狙うことが可能でしょう。

いずれにしても、最も多い金額帯が60万円台というのは、フリーランスエンジニアは本当に単価が高いということがこの図から読み取れますね。

年収は賞与なしの1ヶ月単価×12

フリーランスエンジニアは基本的には業務委託で仕事をするため、賞与が付きません。

そのため年収は単純に1ヶ月単価に12をかけた金額になります。

最も多い金額帯の60万円台であれば、年収は720万円程度となり、これがフリーランスエンジニアに最も多い年収帯となります。

一方で、契約によっては稼働時間で年収が上下する場合もあるので、稼働時間が少ない現場ではこの年収から下がる場合もあり、逆に多忙であれば上振れる可能性もあります。

通常同じ現場に長年いることはありませんので、同じ年収がずっと続く保証はありませんが、若い人であれば経験を確実に積んでいくことで年収は基本的には増えていきます。

フリーランスエンジニアの単価が高い理由

フリーランスエンジニアの単価が高い理由

次に、フリーランスエンジニアの単価が高い理由を解説します。

独立できる程人材価値が高い

フリーランスで独立できるぐらいの人材のわけですから、新卒の方や開発経験の少ない人はあまりいません。

そのため、開発工程も上流工程を経験している方々も多く、技術者としての人材価値が高い人が、会社員たちと比べると比較的多いです。

フリーランスエンジニアは基本的にはそういう人たちが中心ですから、人材の質が高く、その分会社員の給料と比べると高くなっています。

会社からの搾取が少ない

フリーランスは、良い意味でも悪い意味でも会社の介入がありません。

良い意味では、フリーランスエンジニアは会社に利益を奪われるということがほとんどなくなります。もちろん、商流によって搾取はされるものの、会社員時代の搾取よりははるかに少なくなります。

一方の悪い意味では、仕事がずっとあるという保証が一切ないということが言えます。業務委託契約を交わし、その契約が切れれば、もうその会社との関係はなくなり、再度契約に至るかどうかもわかりません。そのため、案件と案件の間にブランクが空いてしまうこともあり、失業のリスクがあります。

このように、独立するとメリットだけでなく、デメリットも当然出てくるため、その分単価が会社員時代に比べると高くなっています。

人手不足の市場、お金の集まる市場

IT市場自体が最近では「人手不足」と言われており、実際にSESなどでも要員の方が少なく、案件の方が多い状態となっています。

また、ITはWebサービスの展開などにより販路の拡大や事業の展開ができることなどから売り上げが伸ばせるうえ、システム化による業務効率化で人件費削減の効果なども期待できることから、お金が集まりやすい市場となっています。

お金の集まる市場に入り込むことは労働をしていく上で非常に重要なことですので、自分がエンジニアの職に適性があると感じる場合には、このままエンジニアとして、この市場に残り続けることも十分ありだと思います。

エンジニアの単価を上げる方法

エンジニアの単価を上げる方法

最後に、エンジニアの単価を上げる方法を紹介します。
ここでは、会社員・フリーランス問わず、エンジニア一般として単価を上げる方法をまとめています。

上流工程の経験や希少価値の高い言語の習得

未経験からSIerに入社すると最初はPG(プログラマー)という職種が与えられる場合が多いと思いますが、これは「要件定義」、「設計」、「製作」、「検証」の開発工程のうち、「製作」部分しか行わないため、できる仕事の幅が少ないため単価が安くなっています。

一方で、「要件定義(提案含む)」からできるようになると、SE(システムエンジニア)として活動できるようになり、仕事の幅も広がり、単価が上がるようになります。

「要件定義」や「(基本)設計」などの初めの方の工程は「上流工程」と呼ばれることが多く、この工程を担当できる方は、あとの開発工程を部下や派遣などの要員に任せることができるため、量をこなせるので単価が高くなります。

また、言語選びも単価アップには重要で、PythonやGoなどの言語は需要はあるものの、まだまだ実務経験を持った人材が少ないため、比較的単価が高くなります。

新しい言語にいち早く着目し、好んで仕事を取ることで、自分の人材価値を上げ、単価を上げることが可能です。

様々な分野の知識や経験を積む

エンジニアという言葉は広く使われており、一口にエンジニアといっても、インフラエンジニアなのかWeb系エンジニアなのか、はたまたセキュリティエンジニアなのかわかりません。

しかし、今挙げた様々なエンジニアの職種の仕事を一人でこなせるとしたらどうでしょう。

とても魅力的な人材に思えますよね。
実際には一人で全てをやることはないにしても、全貌が見えているか見えてないかによって、技術者としての評価は大きく変わってきます。

現在ではAWSやGCPなどのクラウドの使用経験があるだけでも人材として価値が上がりますので、ぜひ新しい技術や分野にはキャッチアップしていくようにしましょう。

大規模なシステムやアプリの開発の経験

高単価な案件でありがちなのが、大規模なトラフィック量が発生するシステムやアプリの開発・運用経験を要求するものです。

この手の案件は趣味レベルや中小のSIerではなかなか経験することのできない類のものなので、単価が高くなっています。

現在中小企業等のSIerや小規模なシステムを社内で開発しているような場合にはおそらくこのまま経験することのない種類のものだと思いますので、フリーランスで独立する気があるなら、このような案件に携われる場合は積極的に携わっていった方が単価を上げやすいと思います。

珍しい案件は敬遠されがちですが、逆にそれを貴重な経験と捉え、能動的に案件を取りに行く姿勢が、単価アップには大事なことと言えるでしょう。