40代未経験からエンジニアに転職はできる!【現役エンジニアが理由を解説】
40代未経験からエンジニアに転職できるか知りたい方に。
この記事を読まれている方は、
- 40代未経験からエンジニアに転職できるか知りたい
- 40代未経験者がエンジニアになる方法を知りたい
- 最適なプログラミングの学習方法を知りたい
おそらくこのように考えている方が多いと思います。
この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。
この記事では、現役のエンジニアが、40代未経験からエンジニアに転職できる理由を解説しつつ、エンジニアになる方法を3つ紹介し、最適なプログラミングの学習方法をまとめています。
40代未経験からエンジニアに転職できる理由
結論から言うと、40代未経験でもエンジニアに転職することは可能です。
まずは、その理由を3つほど挙げて、解説していきます。
IT業界は人手不足
IT業界は今、人手不足の業界と言われています。
これにはもちろんAI化の流れもありますが、もっと言えば、世の中に効率化できる余地がまだまだたくさんあり、なおかつ販路やビジネスチャンスの拡大のためのWebサービスの開発の需要があるからです。
人手不足の業界では、求職者数よりも求人数の方が多い状態ですので、激しくえり好みをしない限り就職は可能ということになります。
ただ、いくら人手不足だからといっても、プログラミングスキルやそのセンスが全くないと採用には至りませんので、わかっているとは思いますが、ある程度の努力はどうしても必要になってきます。
正社員以外であれば需要がある
40代未経験の場合の案件は、他の年代と異なり、正社員の案件がほとんどありません。
その理由は、記憶力や体力が低下しているから、というよりは、40代の部下を社員(部署のメンバー)が歓迎しないのと、未経験のくせに高い給与を要求してくるからです。
未経験から経験者にするまでのお金がかかりすぎるということで、同じ未経験者なら企業は少しでも給与水準の低い20代などをターゲットにします。
そのため、40代未経験の正社員の募集はほとんどありません。
一方で、正社員でない契約社員等であれば、スポットの仕事になるのであまり年齢の関係がなくなります。ただし、40代なので実績があるということが前提条件にはなります。
したがって、40代未経験で転職を実現させるためには、転職活動時点で、開発できる能力があるという実績が必要になります。
後程「40代未経験者がエンジニアになる方法」で、その手順を紹介しますので、気になる方はこのまま読み進めていって下さい。
エンジニアになった40代未経験の人が実際にいる
残念ながら私の知人の中には40代未経験でどこかの企業の正社員になったという方はいないのですが、40代未経験から自らエンジニアとして起業した方であれば知っています。
その方は、もともと趣味レベルで普段からプログラミングをしている方だったので、その勢いで会社を立ち上げ、現在一人社長をしています。
彼の場合は、最初はクラウドソーシングサイトなどでゴリゴリ案件をこなしていました。しかし、単価が低いということで法人化をして、そこでつかんだ顧客も含めて、主にWeb系のサイトを作って収益を上げています。
彼が言うことには、法人化していることもあり、年齢で断られるということは一切ないということです。彼の場合は受託開発が中心のため、常駐先で仕事をするわけではないため、年齢が気にされることはないようです。
つまり、フリーで受託開発をしたり、自分で起業したりする方にとっては、年齢は関係がないということですね。
常駐先で仕事をされる場合であっても、50代前半までは仕事があることがほとんどです。ただし、50代から徐々に年齢でフィルタリングはされていきます。
40代未経験者がエンジニアになる方法
次に、40代未経験者がエンジニアになる方法を紹介したいと思います。
プログラミング学習は当然行うものとして、主にその後の方法についてまとめています。
基本的には実績を作らない限り、40代未経験からエンジニアになることは難しいです。
独学によるソフト開発&販売やWebサービス展開
この方法では、まずプログラミングスキルを習得し、その後自分で何か人の役に立つソフトを開発したり、何か人に利用されるサービスを提供できるWebサイトを展開したりすることによって、実績を作ります。
ソフトやWebサービスを公開する場合は、必ず実名を載せましょう。
実名で公開するデメリットは特にないと思いますし、ツイッターなども合わせて利用すれば、仕事の依頼が入って来る場合もあります。
公開することによって、就職活動を行う際に、成果物を実績として証明することができます。
プログラミングスクールでWebオリジナルサービスを開発
独学、すなわち自分ひとりの力で一からソフトやWebサービスの開発が難しいと感じるならば、プログラミングスクールに通って、Webオリジナルサービスの開発を行うことも手段の一つです。
多くのプログラミングスクールでは、現役のエンジニアが、Webオリジナルサービスの開発を支援してくれるため、一人でWebサービスを開発する自信がなかったり、作り方が見えなかったりする場合には、おすすめの方法です。
さらに、プログラミングスクールは多くのIT企業とコネクションを持っているため、単に就職サポートをしてくれるだけでなく、就職先を紹介してくれることもあります。
現役エンジニアがオススメするプログラミングスクール3選【無料体験あり】
「一からきちんと学べるオススメのプログラミングスクールを知りたい。プログラミングの効率的な学び方を知りたい」←こういった疑問に答えます。本記事内容:まずはどのプログラミング言語を選ぶべきか/現役エンジニアがオススメするプログラミングスクール3選/プログラミングスクールにプラスして行うべきこと
ただし、年齢的に正社員の案件はかなり少ないと思っておいた方が良いです。
契約社員という形式で雇われることになるかもしれませんが、独学よりは圧倒的にエンジニアになれる可能性が上がります。
クラウドソーシングサイトを利用して副業で仕事をこなす
Webオリジナルサービスの開発が困難だと感じる場合、あるいはアイディアが全く浮かばないという場合には、クラウドソーシングサイトを利用して、小さいプログラミングの案件を獲得していき、徐々に実績を作っていくという方法を採ると良いでしょう。
クラウドソーシングサイトには、主にWeb系の案件があふれており、WordPressやホームページの作成&修正依頼等の軽微なものから、システムやアプリの開発まで幅広い仕事があります。
最初はシステムやアプリなどの大きくてできなさそうなものは避けて、ちょっとした修正案件などに着手するようにして、次第に難易度の高い案件に挑戦していくことが望ましいです。
この方法では、実績を作るまでにそれなりの時間がかかってしまうため、その間は副業でやっていく必要があります。もちろんお金に困らないのであればこの限りではありません。
とにかく実績を作って、開発の仕事ができる、ということをアピールすることが、40代未経験からエンジニアに転職する際のポイントになります。
最適なプログラミングの学習方法
最後に、私自身や知人の方の体験を踏まえた、誰でもエンジニアに就職・転職できるおすすめのプログラミング学習方法をまとめてみました。
身近なものをプログラムで自動化・効率化
プログラミングの学習は、受験勉強のように参考書を何周もして覚えるものではありません。
覚えたところで、書き方や構文がわかるだけで、プログラムを作る力はあまり身につかないでしょう。
それよりも大事なのは、作りたいプログラムの目標を持つことです。
具体的な目標がないと、プログラミング言語の知識は宝の持ち腐れとなり、応用の仕方がわからないまま、やがては忘れ去られてしまいます。
そのため、まずは身近なものをプログラムで自動化・効率化してみましょう。
現職のある方は業務の手間を削減できるものを、学生の方などは便利なツールや自分のWebサービス(サイトなど)を作ってみましょう。
そうすることで、使われない知識ではなく、実践的な応用力を身につけることができます。
コピペしながら目的のプログラムを作り上げていく
プログラミングスキルは、本などを読むだけではまず習得できません。
作りたいものの目標を持って、実際に手を動かしてそれを作り上げて行くということをしない限り、身につけられるものではありません。
理由は、プログラミングにおいては、書き方や構文なんかよりもロジックが大事だからです。
プログラミングを学習していく際には、処理と処理の前後関係のフローや組み合わせを考え、論理的思考力の一つであるプログラミング的思考を最初に身につけることが要となります。
したがって、処理の組み合わせやフローが作れたら、あとは個々の処理を洗い出して、わからないものをネット上で検索して、適宜コピペして拾ってくるやり方でOKです。
実際に私はそうやって覚えていき、薄給からそれなりのお給料をもらうまでにのし上がりました。
これからプログラミングを学習する方には、わからないものを潰していく勉強ではなく、課題を解決していくスタイルの学習をしていただければと思っています。
自信があれば独学、なければプログラミングスクール
プログラミングの学習は独学でもなんとかなります。
実際私も独学で学んできた一人です。
しかし、効率がよかったか、最短だったか、と聞かれるとそうは思いません。
また、エンジニアになった後も顧客や同じ技術者の方と話す際に、専門学校やプログラミングスクールに通っていなかった分、基礎的な知識が欠けているなと実感したことが何度もありました。
そういった経緯があるので、独学では不安だったり、基礎的なところをきちんと固めて仕事をしたいと考えている方には、プログラミングスクールがおすすめです。
特にニートの方であれば、時間も余っていますし、スクールに通って集中的に学習されると良いと思います。
プログラミングスクールでは、単にプログラミングの学習だけではなく、未経験者でもポートフォリオに載せることのできるオリジナルサービスの開発の支援や就職活動の手厚いサポートをしてくれるところが多いです。
プログラミングスクールに関する詳細は別の記事でまとめていますので、興味があればぜひ参考にして下さい。
現役エンジニアがオススメするプログラミングスクール3選【無料体験あり】
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