エンジニアになるために挫折しない方法【現役エンジニアが解説】
エンジニアになるために挫折しない方法を知りたい方に。
この記事を読まれている方は、
- エンジニアになる際に挫折する人の特徴を知りたい
- エンジニアになる際に挫折しない人の特徴を知りたい
- エンジニアになるために挫折しない方法を知りたい
おそらくこのように考えている方が多いと思います。
この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。
この記事では、現役のエンジニアが、挫折する人の特徴と挫折しない人の特徴を解説し、エンジニアになるために挫折しない方法をまとめています。

エンジニアになる際に挫折する人の特徴
まずは、エンジニアになる際に挫折する人の特徴を解説していきます。
自分で考えることをしない
そばに頼りになる人がいたり、作りたいものあるいは作らなければいけないものが明確に決まっていても、自分で考えることをしない方は絶対に挫折します。
これは私が自分の所属する会社で社員を教育していてわかったことですが、辞めて行ったり挫折した人は全員、「どうすれば良いですか。」と自分で考えることができない人でした。
この手の人はネットにある膨大な情報の中から解答を自分で見つけ出す能力も不足しているように感じられますので、頼りになる人がいなくなった時点で、エンジニアとしてやっていけなくなるのは目に見えています。
面白いのは、適性がある人もない人もプログラミングを楽しいと言います。
ただし、適性がない人は「動けば楽しい」と言いますが、適性がある人は「動かすまでの過程が楽しい」と答えます。
これらはとてもよく似ているようで、実は全然違います。
「動けば楽しい」というのは自分で考えることをしないで直接解答を求めるタイプです。
一方で、「動かすまでの過程が楽しい」という人は、考えることを楽しんでいるタイプです。
もちろん誰だって難しいことを考えたくないものですが、それでも考えるプロセスが本当に苦痛なら、エンジニアの仕事は合わずにいずれ辞めて行くことになるでしょう。
自分で考えることが苦手な方は、成功体験を通じて考えることを好きにしていく必要があります。
プログラミング学習に目標がない
エンジニアにとって、プログラミングスキルは必要不可欠なので、プログラミング学習は誰もが通る道になります。
しかし、プログラミングに関しては、受験勉強や資格取得のように、一冊の参考書を何周もすれば覚えられる、というような代物ではなく、構文や書き方だけを覚えても最悪何も書けないので、「学習に終わりがある」と考えている方にとっては不向きです。
もちろん基本的な構文や書き方などはプログラミングを行う上では重要なのですが、もっと大事なのは、どのような処理を組み合わせて、どんな処理のフローにすれば、具体的な目的を達成することができるかを考える論理的思考力になります。
これは、具体的に目標がないと、鍛えることができないので、どのようなものを作りたいのかを事前に決めてから、それに向けて学習を進めて行く必要があります。
実際に目標が何もないと、モチベーションの維持もできませんよね。
失敗する方の多くは、自分で考える力もないし、目標も見えていない人がほとんどです。
コンピュータやソフトに関心がない
エンジニアの仕事をするのに、コンピュータやソフトウェア(開発)に関して全く興味を持てない人というのは、当然ですが挫折します。
お金のために嫌々やるという方も中にはいますが、エンジニアに関しては、技術を常に研鑽していかなければいけない職業柄、そのスタンスですとかなり厳しいでしょう。
実際に、長くエンジニアとして働いている方を見ると、私の職場に関しては、自作パソコンを作ったり、興味本位でITの資格を取ったり、DIYが好きだったりなど、好奇心が旺盛な方が多いです。
コンピュータやソフトに限った話ではないですが、好奇心がないとポジティブに色々なものを吸収していけないので、周りのものに疑問を持つ姿勢や勤勉になることが大事になるでしょう。

エンジニアになる際に挫折しない人の特徴
次に、エンジニアになる際に挫折しない人の特徴を解説します。
筋道を立てて考えることが得意
これは必ずしも全員ではありませんが、エンジニアの方は私も含めて筋道を立てて考えることが得意あるいは好きな方が多いです。
エンジニアにとって大事なのはプログラミングスキルというよりは、考える能力、すなわち論理的思考力なので、考えることが好き・得意であることに越したことはありません。
エンジニアの業界では、助け合いの精神が強いので、困ったことがあると隣の人が首を突っ込んできて一緒に問題を解決してくれる方が多いです。
これはつまり、考えることが好き・得意である、あるいは好奇心が強いということが言えると思います。
面倒事は誰しもしょいたくないものですが、場数を踏むことでエンジニアとしての人材価値が上がるという側面が、エンジニアの業界にはあるので、隣人の問題も自分の問題としてとらえ、一緒に考えることが大事になってきます。
自己解決力や頼りになる人脈がある
エンジニアの仕事になれてくると、プログラミングの問題などの多くは、「ググれば解決できる」ということがわかってきます。
私の体感でも8割ぐらいの問題がググれば解決できる気がします。ググり方は主に、システム固有の文字列を排除したエラーメッセージをそのまま検索したり、複数のキーワードに分けて検索をしたりすれば大方解決することができます。
残りの2割の場合や、プログラミング以外の部分での悩みに関しては、頼りになる人脈がいるということが大事になってきます。
実際にエンジニアになる前には、そんな人脈がいない、という方は多いと思います。
未経験でプログラミングを学習される場合には、人脈がないのであれば人脈を積極的に作っていくことが大事です。その手っ取り早い方法については後で解説したいと思います。
エンジニアになった後も頼りになる人脈を作っておいた方が良いので、各局面で必ず人脈づくりをしていくと良いと思います。
仕事も含めてプログラミングで解決したいものがある
独学にしてもスクールに通って学習するにしても、プログラミングスキルを自分のものにできる人の多くは、プログラミングを通して作りたいものがあったり、解決したいものが明確に決まっている場合にほぼ限られると思います。
当たり前ですが、人間は目的がないとモチベーションが維持できず、学習も何をして良いのかわからないものです。
一方で、明確に目標が定まっていれば、質問に回答する側としても、意図がわかるので正確に答えることができますし、学習の効率も上がっていきやすいものです。
そのため、プログラミング学習を始める前には、必ず自分で作りたいものを決めておくことがおすすめです。

エンジニアになるために挫折しない方法
ここまででエンジニアになる際に挫折する人としない人の特徴を解説してきました。
最後に、エンジニアになるために挫折しない方法をまとめています。
プログラミング学習の際に目標を持つ
繰り返しになりますが、目標がないと、どこに向かって学習を進めて行けば良いかが見えてきません。
また、モチベーションも維持できない可能性が高いので、プログラミングで何を開発したいかをはっきりさせるようにしましょう。
もちろんいきなり大きな目標なんて決められない、という方は小さな目標の積み重ねでも構いません。
現在の仕事をされている方であれば、現職の業務効率化などのためにプログラムを組むということを目的にされるのも良い方法だと思います。
困ったときに頼れる存在を持つ
頼れる人脈が大事というお話をしましたが、エンジニアになる前の学習期間では、当然エンジニアの人脈なんてないでしょうし、作る勇気や機会がない人も多いと思います。
そういう方の場合は、プログラミングスクールを利用して、現役のエンジニアの指導を受けるというのも良い方法だと思います。
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プログラミングスクールの多くは、単にプログラミング学習の指導をしてくれるだけでなく、自分の作りたいものを開発してくれる支援もしてくれるので、プロの力を借りながら、プログラミングスキルを身につけることができます。
特に今はオンライン型のプログラミングスクールであれば、通学しなくても気軽に質問ができますので、初心者の心強い味方になります。
しかし、考えるのはあくまで自分ということだけは忘れずに。
完璧を追求しすぎない
初心者にありがちな間違いとして、一冊の参考書などをしっかり押さえればプログラミングができるようになると思っているケースです。
要は完璧にやれる方法があると思っている方です。
しかし、プログラミングにおいては完璧はなく、答えが何通りもあることの方が多いです。
完璧を目指すと、いつまでも終わらないですし、この業界は次々と新しい技術や言語も出て来るので、完璧主義者ですとおそらく発狂してしまうことでしょう。(私の所属する会社内でも実際にそういう方がいたそうです。)
したがって、基本は大事ですが、もっと大事なのは、処理の組み合わせやフローを考える論理的思考力なので、学習時には完璧を追求しすぎず、フローをしっかり設計していく方がはるかに良い効果を得られるでしょう。