プログラミングスクール卒業後にフリーランスで稼いでいく方法【現実を語ります】
プログラミングスクール卒業後にフリーランスで稼いでいきたい方に。
この記事を読まれている方は、
- プログラミングスクール卒業後はどうやっていけばいいのか
- プログラミングスクール卒業後フリーランスで稼ぐ方法を知りたい
おそらくこのように考えている方が多いと思います。
この記事を書いている私は、
プログラミング未経験から転職を果たした現役のWeb系エンジニアです。
エンジニア歴は3年ですが、本業とは別にフリーランスの副業で月10万円ほど、多いときで20万円ほどの収入があります。
この記事では、現役のエンジニアが、プログラミングスクール卒業後の稼ぎ方の話をしたいと思います。
方法は大きく分けて二つあると思います。
いきなりフリーになるか、そうでないのかの二つだけです(笑)
- 卒業後すぐにフリーランスになる方法
- 一旦はITベンダーに就職し、その後フリーランスになる方法
それぞれの方法を解説していきます。
卒業後すぐにフリーランスになる方法
まずフリーランスで働く場合、取引先をどのように得るかを考えてみます。
- ①既存のコネクションを使う
- ②自分で営業を行い開拓する
- ③マッチングサイトや他社を使う
①既存のコネクションを使う
前職などこれまで構築してきたコネクションを使って、仕事を得る方法です。
プログラミング未経験の状況では、このようなネットワークがそもそも構築できないと思いますので、こちらはあまり現実的な方法ではないと思っています。
ただ、一度でも取引をして信頼を得ていると、話をしてみると意外と仕事を振ってくれたりする場合があります。
実際に私は現職で関わっている大手企業から副業の案件が入ったりします。
大手企業は案件も継続的に発生しやすく安定していますが、上場企業等ではコンプライアンスが厳しいため、基本契約を結ぶのがそもそも難しかったりします。
あまりこの辺の事情について書かれているフリーランスの記事を見ないので、本当に独立している人が書いてるのかなといつも疑問に感じています。
ここでは、基本的には個人もしくは零細企業が継続的に仕事を得ることは難しいことだということを押さえてくれれば大丈夫です。
②自分で営業を行い開拓する
既存のコネクションがあれば①の既存のコネクションを使えば良いですが、
ない場合は自分で開拓し、新規顧客を獲得していくしかありません。
知り合いのエンジニアはご近所(とある23区)でチラシを配るという原始的な方法を取っていました(笑)
コネクションがない中で営業を行うことはやめておいた方がいいです。知り合いもあまりうまくいっていません。
もし既存のコネクションがあっても、初めのうちは仕事が取れないと思うので、個人や零細企業ですと体力が持たず続かない可能性が高いです。なかなか美味い話はないものです。
③マッチングサイトや他社を使う
未経験者が仕事を得るのにもっとも現実的な方法は、おそらくマッチングサイトや他社に紹介をしてもらうという方法だと思います。
実際に私もクラウドワークスやランサーズといったマッチングサイトを利用して仕事を獲得し、副業収入を得ています。
マッチングサイトであれば、本当に小さな仕事から大きな仕事まで幅広く案件が掲載されているため、実績の少ないランサーの方にも十分チャンスがあります。ただし、下積み期間はそれなりに長くなります。
また、噂されているほど給料も高くないので注意が必要です。
なぜ企業(もしくは個人)がこのようなマッチングサイトを通じてフリーランスの方に仕事を依頼するかわかりますか?
理由はたった一つで、少ない経費で仕事が依頼できるからです。
現在東京23区でベンダーに仕事を依頼したら、どんなに安くても1人日最低5万円はかかるでしょう。20日(1ヶ月)にするとだいたい100万円です。
これらは単価の話ですが、さらに工数自体を盛られる可能性だってあります。
ところが、マッチングサイト経由で個人に依頼をかければ、単価が安いですし、個人なので管理工数も少なくて済みます。
実際には正規の金額の1/2、1/3で依頼をかけているような例も見受けられます。
つまり、それだけ稼げないのです。
よくフリーになると稼げるという話を聞きますが、それは以下に該当する場合だと思われます。
- 法人化している
- コンサルタントとして働いている
- 人の何倍も働いている
- 技術力がある
現実的には上2つだと思います。
実は法人化していると単価が上がるのです。
何のコネクションもなく、かつ自分で営業がかけられない場合で、マッチングサイトのような案件を嫌う方は、まずは紹介事業をやっている会社に問い合わせてみると良いです。
SES事業を行なっている会社では、自社の社員だけでなく、ランサーに対しても仕事を紹介していますので、こういった会社であれば、比較的大手さんからの案件も多く、そのような仕事を振ってもらえる可能性が高いです。
おまけにそういった案件は継続的なものが多いのでコネクションを構築するまでは、そのような方法を取ることがオススメです。
一旦はITベンダーに就職し、その後フリーランスになる方法
この方法はまず一旦ITベンダーに就職します。
就職した先で十分にスキルを磨いた後、関わった取引先を奪う形でフリーになるという方法です。
ただし、この場合前の会社と競合することになりますし、取引先もそれを嫌って自分に仕事を振ってくれない可能性もあります。
ユーザーが評価していたのは「あなた」ではなく「会社」であったことを理解しないといけません。
ユーザーを奪うというのは難しいので、
スキルを磨き、そのスキルを使ってクラウドワークス等で実績を積みつつ、取引先が増えたところで独立、というのが現実的な方法だと思います。
こちらは実際に私も実践している方法です。
独立しなくても、本業+副業という今の構造でも全然悪くはないような気がしています。
まとめ:フリーランスは厳しいが、平均給与は他業界よりも高水準
現実的にはフリーランスで生計を立てることは結構厳しいです。
先ほども言いましたが、未経験であればまずは、一旦は企業に就職し、そこで技術と管理能力を磨き、取引先をある程度獲得したら独立、というのが現実的な方法でしょう。
ただ、ITは他の業界よりは比較的給料も高いので、美味しいのも事実です。
フリーで優雅な生活というのはちょっと難しいですが、経験を積んでいけば、稼げる人材には確実になれるでしょう。
もし興味があれば、プログラミングスクールは必要かという記事も書いているので、ぜひそちらもご覧ください。
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